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[ 2010-02 -18 20:04 ]
2010年 02月 18日 ( 1 )
2月定例会報告第3弾!
~二日目:吉原搬出編~

前日に続いての搬出作業では、国土緑化推進機構の「緑の募金事業」で購入された林内作業車やユニック付トラックなど、救援隊自慢の機械力をフルに使っての搬出作業となりましたが、狭い県道沿いでの9m材の搬出には大変な苦労が・・・。

緊急の土場として活用させてもらうこととなった作業現場から100m程離れた場所の待避所まで搬送されてきた長尺材。
野市動物園のチンパンジーの遊び場づくりの骨組みとなる予定ですが、果たしてチンパンジー君には我々の苦労が伝わり喜んでもらえるのでしょうかねぇ・・・?

作業車の運転手は林業のプロを目指している田所隊員。(左は井戸隊員)
この現場での最後の用材(4m物でしょうか・・・?)を搬送して午前中の作業を終えました。

今回も大活躍の林内作業車とユニック。
午後からは梅ノ木地区へ移動し、地元からの依頼を受けて整備している市民農園予定地脇に切り出された杉・檜の搬出へと向います。
<梅ノ木伐採編>

前回の作業で倒しておいた杉の大木の採材を行いますが、立木の伐採よりも危険な場合もあり慎重な作業が要求されます。
福田(左)・成岡の両隊員にとっては初めての経験であり、臨時の玉切り講習会の開催となりました。

玉切り作業の危険性についての講習を受けてのチャレンジは福田隊員。
こんな大木の玉切りは正に初めてのことで、気持ちよく切りたいところですが緊張感とともについつい力みが・・・。
中々思うようにはいきませんが、何とかクリアーすることができました。

今度は立木の伐採です。
この木は、胸高直径が40cm弱ですから大径木とは言える程の木ではありませんでしたが、枝が片枝で抜倒方向とは逆に付いていまいたので、安全講習を兼ねての大径木の伐採講習も行いました。

①受口を切り、②芯抜きと両サイドからの差込み切り、③そしてクサビを入れて背もたれ部分を切ります。
最後に、クサビを打ち込みますと狙った方向となる重心とは反対方向へと、正確に倒れていきます。
以上、伐倒木の切り方講座でした~。
<最終章のパートⅣへと続く>