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高知市の森林保全のために森林ボランティア活動を展開しています。皆さん是非ご参加ください。


by kochisk
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平成28年度こうち森林救援隊活動実績報告(第1177号)


     平成28年度こうち森林救援隊活動実績報告

           里山整備を主体に、155回(延1800名)は立派!


 こうち森林救援隊は、鏡川源流域に拡がる人工林の整備や林業の再生、中山間地域の振興を目的として、平成の大合併で旧鏡・土佐山の両村が高知市に合併となり、県都を流れる鏡川の統括的な環境整備が求められることとなった平成17年1月に設立され、今年で12年目を迎えている。

 近年では、設立当初の目的に加えて平成23年3月の東日本大震災の教訓からも学び、環境保護的な側面だけでなく地域コミュニティや防災対策をも兼ねた川下における環境整備も重点的に進めてきた。


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      環境先進企業との協働の森づくりの一環として進められた植樹祭(28年4月)

 平成28年度の活動実績は、林野庁の国庫金事業を活用した平日活動部隊(通称:オンちゃん部隊)を主体とした平日活動だけで126回(延983名)に上り、全体では何と155回(延1800名)にも到達。
県や市を始めとした行政機関や県内外の環境先進企業(12社)との協働の森づくりも新進展を見せるなど、救援隊の目指している「市民の森づくり事業」はすっかり定着するとともに、更なる拡がりを見せてきている。


                  Ⅰ 環境保全活動


 平成28年度は、定例会活動(20回)やその他の活動(135回)など、合計155回の活動を実施。
 これらの活動に延1,800名が参加となり、人工林(4ha)の除間伐整備や里山整備(竹林の約6haと雑木林1ha)など、合計11ha余りの森林環境の整備を実施した。


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     春野運動公園での竹林整備は、真夏の暑さとの戦いともなりました(28年6月)

 こうした活動で、高知市民の水瓶となっている鏡川源流域の人工林の整備が進むとともに、緊急時の避難場所としての防災対策をも兼ねた都市部住民の憩いの場ともなっている身近な里山の環境整備にも貢献することができた。

    
                    Ⅱ 林業の再生


 林業の再生は木材の利用促進が基本と捉えて、間伐後の木材は可能な限り搬出・搬送に努め、徹底的にその利用促進を図っている。


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              水源の森でのスギの搬出作業(28年10月)

 先人の汗の結晶であり、貴重な木材資源とも云える間伐材の有効活用を図るため、先ずは市場への流通を図るとともに、春と秋の年2回の植樹祭に加えて、市内の各所で開催されたこども祭りなどの各種イベントにおけて間伐材を利用した木工教室を開催(5回)、木材の素晴らしさをアピール、その利・活用を促進してきた。

 また、市場用材や木工用材としては活用できない曲材や端材などの間伐材についても、木質バイオマスとしての資源やチップ材、そしてシンプルな薪材としての活用も図るなど、新たなエネルギー資源としての利・活用法について、その検証にも努めているところである。


                   Ⅲ 中山間地域の振興


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        好天にも恵まれて、大盛況となった第10回ボランティア祭り(27年10月)

 鏡(梅ノ木)地区において、毎月1回の宿泊型のボランティア活動(毎回延50~60人前後が参加)を行う一方、恒例となっているボランティア祭り(昨年は、梅ノ木公民館のグランドがヘリポートに改修されたため、残念ながら開催できませんでした)では、一昨年もTOTOや四国銀行を始めとした企業関係者や国・県・市の行政機関にボランティアや一般市民等々、150名程が集って盛大に開催されるなど、中山間地域の活性化にも大きく寄与してきた。


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               大盛況の忘年会&交流会(28年12月)

 また、梅ノ木公民館を利用しての宿泊型のボランティア活動も、結成から12年余りの間に実に127回(延2600人余りが参加)を超えている。
 昨年のクリスマス会&忘年会&交流会では、四国銀行森林サークルの皆さんにも参加する中、クリスマスプレゼントの大争奪戦も行われるなど、隊員間の交流だけでなく他団体との楽しい交流の場ともなった。


                 Ⅳ 行政や企業との連携


 救援隊では、高知市教育委員会所有の土佐山運動公園の裏山の整備や筆山公園、五台山公園、千松公園などの公園の環境整備にもボランティアとして協力している。


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      高知放送24時間テレビチャリティ委員会主催の親子対象の里山整備研修会
              (29年2月、南ヶ丘ニュータウン北山)

 平成24年度に高知市が実施した里山整備モデル事業(景観や防災を目的として整備された葛島山や環境保全のモデル地区として整備された南ヶ丘ニュータウンの里山の環境整備)を契機として、平成25~26年度は緑の募金事業を活用、また平成27~28年度には高知放送の24時間テレビチャリティ委員会などの協力も得て、南ヶ丘ニュータウンでの里山整備に積極的に関与している。

 また、平成25年度から開始されている国庫金事業における里山整備事業では、県有施設である春野運動公園の竹林や雑木林の整備も行うなど、行政財産の管理にも貢献しているところである。

 一方、行政からはボランティア活動のフィールドとしての公有林の提供や公民館等の公共施設の利用の便宜を受け、企業からは活動資金の助成やボランティア活動への協力を受けるなど、三者の協働の取り組みが進められている。


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     水源の森で開催された大和ハウス工業(株)との協働間伐研修会(29年1月)

 平成18 ~28年度には、行政と企業が連携して40数件の「協働の森づくり事業」が県内各地で展開されている。

 救援隊においても、衛生機器のトップメーカーであるTOTO(株)とのどんぐりの森づくり事業を始めとして、国土緑化推進機構の緑の募金事業、そして四国銀行(株)や井上石灰工業(株)、(有)池工務店、(有)清光社、(有)海昌、(株)成商、大和ハウス工業(株)、(株)クリークなどの支援も受けて「市民の森づくり事業」が展開されているところである。


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   平成28年度は、棚田キャンドルの応援として60本の丸太火鉢も提供(28年12月)

 また、地域住民との関係においては、長浜の梶ヶ浦防災会、春野町の南ヶ丘自治会や芳原自治会との協働の森づくりとしての里山の整備を進めるとともに、土佐山の「中川を良くする会」が毎年開催している「清流鏡川・棚田キャンドル」の応援も行うなど、地域の活性化や地域住民の環境整備意識の高揚にも貢献してきた。

 このように、企業や行政、地域住民の協働の動きは、救援隊の進める行政や企業そしてボランティアや地域住民との未来に繋がる「協働の森づくり」を支える大きな柱の一つとなっている。


               Ⅴ ボランティアのネットワークづくり


 県内のボランティア団体の情報交換や交流の場ともなっているボランティアネットワークにも加盟、同ネットワーク事務局(山林協会)主催の事業に積極的に参加・応援するなど、ボランティア団体間の連携にも寄与してきた。

 また、NPO法人土佐の森救援隊や四万十樵塾などの他団体との協働活動や交流にも努めるとともに、企業内ボランティア団体である四国銀行森林サークルとの「絆の森」での協働間伐や新規発足を目指しているボランティア団体等の研修の受け入れにも力を注いでいる。


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     高知市シルバー人材センター会員向けとして開催されたチェーンソー講習会
                 (28年11月・いの町池ノ内)

 平成27年度から高知県シルバー人材センター連合会からの依頼に応えて実施している刈払い機やチェーンソーの取扱講習会では、本年度も、高知市や須崎市のシルバー人材センターの会員(100名程)を対象に12日間に渡って開催するなど、新たな森を守る担い手の養成にも寄与してきた。


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          コエマツ森林部の広葉樹伐採研修会(27年9月)

 新規団体応援の一例としては、南国市を活動拠点として設立されたボランティア団体「コエマツ森林部」がありますが、この団体は救援隊の隊員が中心となって立ち上げられたもので、救援隊も兄弟団体との認識のもとその活動を支援し、自立を図ってきた。

 その結果、今では創意工夫を凝らした自立活動を立派に行えており、ボランティア団体としての協働関係の一つのモデルケース的な存在として活躍してくれている。
 

                  Ⅵ 広報・宣伝活動


 救援隊の活動については、これまでテレビ高知の「頑張れ高知eco応援団」や、さんさんテレビ、NHK高知に加えて、24時間テレビ義援金事業での協働活動として高知放送でも放映されるとともに、県の広報誌である「樹海」やインターネットの「デジ森」、また、高知新聞を始めとした新聞各社などにも再三掲載されてきた。


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   ボランティア祭りも頑張れ高知eco応援団の取材を受けての開催となりました(27年10月)

 全国ネットにおいても、国の森林・山村多面的機能発揮対策交付金事業において、平成25年度の優れた取り組みとして事例発表の栄誉をいただけるとともに、林野庁発行の機関紙「林野」や国土緑化推進機構のホームページなどに、またTOTO(株)の機関紙においても、水環境基金の森林保全ボランティア活動の優れた取り組みとしても、これまで度々紹介されてきた。

 また、一昨年の林野庁の間伐材利用コンクールにおいては、全国から応募のあった優れた取り組みの中から栄えある審査委員長奨励賞の栄冠を勝ち取ることができるなど、積み重ねてきた努力が報われる想いに浸れることともなった。


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       ハードな間伐作業の合間には、ホッと一息つける癒しの時間も・・・(25年7月)

 更に、独自にインターネットのブログ情報として救援隊の活動状況の詳細を掲載(平成20年2月~29年3月末で1173回、アクセス数は128,500件程)しているが、最近ではこの情報を基とした新しい仲間の増加が目立ってきている。

 取り分け、若年層や女性の関心が高くなってきており、平成29年3月末現在の隊員数は128名(1年間活動に参加できなかった隊員は除外中)ですが、女性の割合は37.5%(48名)にも達している。


                    Ⅶ 最後に・・・


 救援隊の設立は、平成17年1月のこと。
 今年の1月には丸12年を迎えることとなりましたが、積み重ねてきたこの12年間の実績は大変意義あるものとなっており、自信に繋がるとともに現在の救援隊活動の大きな原動力の一つともなっています。


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   29年度のフィールドの主体の一つとなる高知市神田の「加尾の庭」の裏山(29年2月撮影)

 平成29年度には、これまで応援していただきました環境先進企業に加え、島津病院や(株)クリークなど新たな企業の参入もいただきながら、救援隊が主体となった企業や行政、ボランティアによる三者の「協働の森づくり・里山編」が、春野を始めとした未整備竹林などで展開されようとしているところです。

 新年度も、救援隊設立の主旨や目的を忘れることなく、隊員一同想いを一にして「市民の森づくり事業」を推し進めていく計画となっています。
 皆さま方の更なる熱いご支援をお願いいたしまして、平成28年度の活動実績報告とさせていただきます。

                           事務局長 中川睦雄


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by kochisk | 2017-04-08 00:03 | こうち市民の森・プロジェクト | Comments(0)