オンちゃん部隊の平日活動(第1023号)
2016年 02月 29日
オンちゃん部隊の平日活動
~スギ林伐採&搬出編・パートⅡ~
2月16日(火)と16日(木)に行われた春野町芳原でのスギ林伐採&搬出・搬送作業は前号でお知らせしたところでしたが、今回は23日(火)と25日(木)に実施されたその続編です。
大小合わせて40本余りもあったスギの木でしたが、残りはもう僅かに9本と・・・。
只、残りの木は株元直径が50cm超えばかりで中には70cm近くの木もあります。
16インチ(40cm)のバーの長さで図ると切り株の大きさが判明するかと思いますが、70cm近くのスギで重心の傾きとは逆(片枝のため)方向への伐採となると、林内作業車でテンションを掛けているとは言え大変神経を使うものとなります。
伐採されたこのスギの木の枝の張り具合を見ただけでも、その大きさが伝わるかと思います。
枝落としをする細川さんの姿も隠れてしまいそうですよね。
枝葉を落とすとその残材で足の踏み場もなくなる位になってしまいますが、材を搬出するためには枝も裁断して片付けなくてはなりません。
搬出するって、ホント大変な作業となりますよね。
搬出の際の滑車掛け用に残した2本のスギを残して伐採は完了です。
枝葉も落として搬出の準備はできましたが、さてこの大木をどうやって搬出するか・・・、まだまだ課題は残ります。
25日(木)は、搬出作業に並行して隣地の竹林内に倒れ掛かっていたハゼやヒノキの伐採整備も行われました。
先ずは、ヒノキの上に被さるように倒れ掛かっていたハゼや孟宗竹を撤去。
次に、3~4m程下にある小屋を傷めないように倒すためヒノキの右側のみの孟宗竹を除伐していきます。
そして、いよいよ緊張の伐採ですが・・・。
道縁にあったヒノキが崖側に倒れ込んでおりオーバーハング状態となっていましたので、足場の確保も儘なりません。
通常の受け口を切って追い切りを入れるといった作業だけでは処理できませんので、十分な切り込み口を確保したうえで、チェーンブロックによる引き倒しを試みました。
チェーンブロックの鎖が飛んでしまう程の難作業となりましたが、小屋の屋根を傷める事もなく何とか無事に引き倒すことができました。
写真を見ても、ギリギリだったことは容易に想像できますよね。
倒したヒノキは目の詰んだ立派な代物でした。
松岡さんコンビによる品定めのもと3m材に裁材することといたしましたが、果たしてこの竹林内から搬出することができるのでしょうかねぇ。
一方、搬出班は3m材にして700kgはあろうかと云うスギ材の引き出しに苦労しておりました。
林地から作業道までの引き出しは、動滑車の力(半分でOK)を利用して引き寄せることはできたのですが・・・。
林内作業車に積み込むには、材が重過ぎて引き上げることさえできません・・・(>_<)
仕方なく、搬出の可能な小径木からの積み込み作業となりました。
まだ林内に残された700kg材。
作業道際に引き寄せられた材とともに、さてどうやって搬出するのか・・・。
大きな課題が残ってしまいました。
この日の作業は、ユニックでの原木市場への搬送が3回。
最後の積み込みを終えての集合写真となりましたが、残された材の搬出を考えると「万歳~!」と浮かれられる状況ではありませんでした・・・とさ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
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