土佐の森林救援隊NPV活動応援(第516号)
2012年 08月 29日
土佐の森林救援隊・NPV活動の応援報告
~遠来の友とともに田野町へと・・・~
先日、里帰りボランティアとして鎌倉からお越しくださった野村美詠子さんをご紹介させていただいたばかりでしたが、今回は福岡からのお客さまです。
平成19年4月、転勤によって高知から新潟へ移られ、東京勤務を経て現在は福岡県大野城市に在住中の小林智さんが、貴重な休暇を使って高知でのボランティア活動に参加するために来高してくれました。
小林さんが高知を離れて5年半程が経過しているのですが、未だに高知での活動や東北で行われている震災復興のボランティア活動にも積極的に関わってくれています。
高知は、2月に行われました安藤庵でのこけら落とし活動(写真左手前)に続いての、今年2度目の来高となりました。
今回のフィールドは、以前(21年12月)にも大径木の伐倒講座編でご紹介いたしました土佐の森林救援隊長所有の松本楽農園(田野町)に隣接する人工林でした。
久し振りに太平洋を眼下に望む風光明媚な松本楽農園への訪問でしたが、松本隊長の率いる活動においては景色を堪能しているような余裕はありません。
東京からお越しの初顔の方もおられましたが、予定の参加者が集合するや否や顔合わせの紹介も行われることもなく、そのまま作業現場への移動と・・・。
その後、林地残材の搬出の手順や伐採木についての説明の後は、早速作業開始となりました。
東京からお越しの登山と写真が趣味とおっしゃる杉村さん。(右端)
土佐の森救援隊の中嶋事務局長の講演が契機となっての高知でのボランティア研修でしたが、この日はまだ作業手順の説明にも中々ついていけなかったのか一歩下がっての控えめな対応なってしまいました。
搬出研修では、山脇隊員(左)からの指導を受けながらの作業となり、この後チェーンソーによる伐採研修も勧めてみましたが、伐採木が大きかったこともあってか、この日はご辞退と・・・。
今回の高知滞在は1週間位の予定だそうですので、伐採研修は次の機会に期待することにいたしましょう。
頑張ってみてくださいね~!
こちらはもうすっかりお馴染みとなった土佐の森方式の軽架線搬出。
直径30cm足らずの材でしたらご覧のとおり2本出しもOKで、軽々と引き上げていきます。
径の太い材については林内作業車での地下引きで、それでもダメな場合は動滑車を使っての搬出と・・・。
ちょっとした工夫次第で林内作業車の動力のみでも、20m材の1本出しや大径木の搬出も可能となります。
小林さんが搬出しようとしている材は、直径50cm近くの大杉でして、流石に軽架線や地下引きだけでは移動させることは難しく、動滑車を駆使しての搬出作業となりました。
先ずは、材の可動域を確保するために搬出作業の邪魔になっている切り株を除去していきます。
この日、土場まで搬出された材は4~5トン、また土場から丸和木材まで搬送された材はトラックと軽トラ2台分でおよそ3トン近くとなりました。
いつもの事とは言え、流石松本隊長率いる鬼の搬出部隊の面々ですよね。
事務局長としては、完璧に脱帽でした~!
この日、松本農園近くの民有地で新たな伐採の依頼がありました。
お墓の周りに植えてあった杉や檜が大きくなってしまい、先祖のお墓に陽が入らなくなってしまったので整理して欲しいというものでした。
現場は、墓の周りに杉や檜の大木が隣接して立っており、誤って墓の方向に倒してしまうと大変なことになってしまうシチュエーションですが、テンションを掛けて伐採すれば問題ない状況でした。
近いうちに松本隊長から伐採の応援コールが届くと思いますので、V活動部隊の皆さま方、助けてあげてくださいねぇ~!
以上、土佐の森林救援隊NPV活動報告(松本楽農園編)をお届けいたしました。
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