とさっ子タウン(第368号)
2011年 09月 03日
子ども達の仮想社会「とさっ子タウン」開催
~救援隊も木工工房で応援~
子ども達が仮想の街「とさっ子タウン」で働きながら社会のシステムを学ぶ取り組みが、今年もNPO法人高知市民会議の主催で8月27~28日の両日、りょうまスタジアムで開催されました。
この催しは、県内の小学4年生から中学3年生までの307人が様々な職種(36種)を体験し、地域通貨券のトスで給料を受け取り、税金を支払った後のトスを、遊びや食事等に使いながら社会のシステムを学んでいく仕組みで、今年で3回目となります。
こうち森林救援隊も子ども達の仕事場や遊び場としての木工工房を開催し、スタッフの一員として協力してまいりました。
りょうまスタジアム内に設けられたメイン会場には、次から次に子ども達が詰めかけ、一日中活気に満ち溢れていました。
会場の隅に設けられた救援隊の木工工房では展示製品も並べられ、子ども達の出番を待っていましたが、メイン会場に比べると開会直後はイマイチの寂しさも・・・。
そんな中、吉岡章副市長が救援隊のブースを陣中見舞いに駆けつけてくれました。
田鍋隊長手づくりの特製椅子には「これは中々良いですね。いくらで売ってるの・・・?」と、ひときわ興味を示されていましたが、「非売品です。非売品!」との隊長のつれない返事には如何にも残念そうでした~。
隊長、思いきってプレゼントしちゃったら・・・?
さて、お待ちかねの木工工房の開催です。
ハローワークで仕事の紹介を受け意気揚々とやってきた子ども達。
早速、踏み台づくりにチャレンジしていただきましたが、殆どの子どもがノコギリや金槌の使用は初めてのことで、取り分けノコギリの扱いには悪戦苦闘する場面も・・・。
最初はスタッフの助けも受けながらの作業とはなりましたが、予定の踏み台を作り上げることができました。
出来上った踏み台は、仕事として受け取った30トスの内、10トスを支払えば持ち帰ることもできることから、大半の子ども達が大喜びで持ち帰ることと・・・。
大切に使ってくれるといいですよね。
こちらは遊びのコーナー(仕事をして受け取ったトスを使ってのマイ箸・マイストラップづくり)です。
世界に一つしかない自分で作った自分専用の箸やストラップですので、作成過程も真剣で力も入ります。
最後は焼きペンで名前を焼きつけ、ご機嫌で持ち帰ってもらいました。
300人を超える子ども達とともに二日間を過ごしていただきましたスタッフの皆さん方、さぞかしお疲れのこととお察し申し上げます。
でも、子ども達の屈託のない笑顔と輝くような瞳には勇気を与えられとともに心も癒されますよね。
来年も頑張るぞ~!
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