土佐の森林救援隊NPV活動応援(第355号)
2011年 07月 30日
土佐の森林救援隊NPV活動報告
~蘇鶴の森・完結編(パートⅠ)~
土佐の森林救援隊のNPV活動として、いの町大内の民有林(蘇鶴の森)で行われておりました間伐と搬出の作業もいよいよ大詰めを迎えることとなりました。
作業の期限が7月中と決められていたことから、7月25日(月)・27日(水)の両日に最後の仕上げ作業が行われましたが、事務局長と局長(山本隊員)が救援隊を代表しての応援活動に参加してまいりました。
蘇鶴の森での活動もいよいよ最後ということからなのか、朝からテンションがマックス気味の皆さん方でしたが、最後までその元気を保つことができたのでしょうかねぇ~。
因みに、体力減退気味の事務局長は、午前中の作業だけでほぼダウン状態となっちゃってしまいましたが・・・。
今年の3月から始められた蘇鶴の森での森林整備の面積は僅かに0.3ha程度。
間伐だけなら数日で終了させられるところでしたが、殆どの材を搬出のうえ利活用を図ってきたことから、大変な労力と時間を要すこととなってしまいました。
そんなこれまでの苦労に想いを馳せながらの、整備の進んだ森林を眺める面々でした。
土佐の森林救援隊の松本隊長(右)に作業完了の感想を尋ねてみますと、「ここは今日で一先ず終了することとしますが、まだ残っている材があるので、日を変えて搬出のご案内をさせていただきます。よろしく~!」ですって・・・。
彼の頭の中には、達成感を味わうことより次の活動のことしか無かったのでしょうかねぇ・・・?
背筋がゾッとしたのは事務局長だけだったのでしょうか・・・?
日頃の救援隊の活動では、事務局としての段取りが中心となりがちで、間伐等の直接的な作業に従事する機会が少なかった事務局長ですが、このNPV活動では実動部隊としての間伐班に抜擢されました。
折角の機会であり、仕上げとしてのスギやヒノキの間伐と広葉樹の伐採にも臨んでみましたが、日頃の運動不足がたたり手足の痙攣に悩まされる羽目と・・・。
そんな事務局長のお手伝いをしていただいた方は、神奈川県小田原市からお越しの松本隊長の義兄(奥さまのお兄さん)にあたられる村上健さん。
村上さんは、カナダのバンクーバーの大学で教壇(専門は微生物関係)に立たれているそうなのですが、この日は顕微鏡を通したミクロの世界から地球環境保護という極めてマクロな世界でも活躍していただきました。
当初、間伐体験のお勧めに対しては消極的ではありましたが、「チェーンソーを使う機会もあるかも・・・?」とのことで、チェーンソーのミニ講習と玉切り作業も体験していただくこととなりました。
今回の経験が生かされることとなれば嬉しいですよね。
今々の状況報告を期待いたしておりま~す。
仕上げ間伐前の蘇鶴の森
間伐完了の蘇鶴の森
間伐着手前の写真があればその違いが歴然となるのですが、この写真でも施行前後の違いは十分にお分りいただけることと思います。
森が生き返ったかのように見えてしまうのは私だけなのでしょうか・・・。
次号では、搬出作業の詳細編をお届けすることといたします。
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事務局長 中川睦雄