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カテゴリ:こうち市民の森・プロジェクト

  • 市民の森づくりを目指して(第180号)
    [ 2010-01-29 20:47 ]
  • 木工製品の寄贈
    [ 2009-05-05 12:43 ]
  • 平成20年度事業報告
    [ 2009-04-07 18:21 ]
  • 平成19年度活動報告
    [ 2008-05-08 01:17 ]
  • こうち市民の森・プロジェクト
    [ 2008-02-23 05:33 ]

 

市民の森づくりを目指して(第180号)


  森のテクノに

  「こうち森林救援隊」が掲載!

 (社)高知県山林協会が発行している月刊誌「森のテクノ」(NO46)の今年最初の1月号(P8・P9・P10の3ページ)に、「こうち森林救援隊」の進める市民の森づくりプロジェクトが掲載されました。
 記事では、救援隊の設立の経緯や目的、この5年間の活動実績、また企業や行政、地域住民とともに進められている協働の動きなどについても詳しく紹介されていますので、ご確認ください。

   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

  ボランティアによる「市民の森づくり」を目指して
 
                            こうち森林救援隊事務局長 中 川 睦 雄

<プロローグ>

 田舎育ちの私の子どもの頃の遊びと言えば、山や川の自然そのものが対象でした。
 春夏秋冬の四季を通じた自然との触れ合いの中でも、広葉樹林の緑のキャンバスが山の頂から麓まで赤や黄色の紅葉で染められていく見事な錦絵は、今でも脳裏に焼きついています。


          山の頂上までの見事な紅葉(記事の写真とは異なっています)

 昭和30~40年代、このような山里の景色が、国の造林事業による自然林の人工林化で一変していきます。
 杉や檜の植林を行う山林所有者には国から補助金も支給され、将来の蓄財としての緑のオーナー制度(一口50万円)も設立されるなど、「人工林は宝の山」と称され持てはやされました・・・。

 続きは、森のテクノでご確認くを・・・。(冊子の必要な方は、事務局までお申し出ください)                                       

by kochisk | 2010-01-29 20:47 | こうち市民の森・プロジェクト | Trackback | Comments(0) 

木工製品の寄贈

~こうち森林救援隊~
木工製品を高知市に寄贈!


 間伐材の利用促進を目指して木工製品の製作や販売に努めているこうち森林救援隊が、この度、檜の間伐材で製作した木工製品(2品)を、高知市に寄贈いたしました。

 今回寄贈された製品は、掲示用の看板と演台の台座の2品ですが、所管課である森林政策課や市議会事務局からの要請に応えたもので、先に報告しましたとおり5月の定例会において製作されたものです。
 看板については、雪光山(柿の又側)登山口に掲示する看板として連休前に設置され、演台についても、質問議員用の演題の台座として議場のセンターに設置されることになりました。


                 雪光山登山口に設置された掲示板
                 無節の表板には救援隊の刻印も…

 演台の寄贈の件については、川村市議が掲載しているホームページの清流クラブ(http://kochi-seiryu.jp/cgi-bin/open_report_list.cgi)においても掲載されておりますので、照会させていただきます。

 以下、転用文です。

 一問一答の演台の台座を木工で
 こうち森林救援隊の手づくり無垢の木の台座が議場に
 
 高知市議会の質問形式がこの6月から、一問一答形式の導入が図られることに伴って、議場の衣替えが事務局の中で協議されてきましたが、抜本的な施設等の改修は大きな予算を必要とするところから、備え付けられている従来の演台に足を履かせることになりました。


                  檜の間伐材で製作された演台の台座

 この足の部分に木製の台座ができないかという相談を受けた川村市議は、早速ボランテイア活動をしている「こうち森林救援隊」に相談することに・・・。

 木製の台座なら市有林からヒノキ材を切り出し、乾燥させているものがあるということで、4月の定例会で造って貰うことになりました。
 議場の敷物に合わせたクロス張りをと考えましたが、立ち会った市議たちは口々に「無垢のヒノキ材そのままがよい」ということで、そのまま台座に収まることになりました。


         救援隊製作の木工製品が市議会議場の中央に設置されることに・・・

 小さな台座ですから高価なものではありませんが、買うとなるとそれなりにお金がいることになりますが、無償で提供とあって、森林救援隊のボランテイア活動が議会の場でも一役買うことになります。
                                       以上、転用文です。


 救援隊が進めている「市民の森づくりプロジェクト」において、その目的である森林環境の整備や林業の再生、中山間地域の活性化を図るためには、貴重な資源である間伐材の利用促進は大きなウェイトを占めているところです。

 毎年開催されているボランティア祭りや、様々なイベントで実演している木工教室などにおいて、木の感触の素晴らしさや間伐材への関心も高まってきており、木工製品の注文の数も年々増加してきています。
 今回寄贈された木工製品が、その用途をフルに発揮するとともに様々な分野から脚光を浴びることとなり、新たな間伐材の利用促進に繋がっていくことを願っております。


                   作業風景(梅ノ木公民館にて)

 製作に携わっていただきました隊員の皆さん、ありがとうございました。


by kochisk | 2009-05-05 12:43 | こうち市民の森・プロジェクト | Trackback | Comments(0) 

平成20年度事業報告

平成20年度 こうち森林救援隊活動実績

1.結成からの経過
 平成17年1月 市の職員10数名でこうち森林救援隊設立
        4月 任意団体を結成(規約・規則の制定)
        6月 県のボランティア団体に申請・登録
        7月 高知市と「ボランティアの森づくり」の協定締結
        8月 高知市有林の間伐実施
        ↓   高知新聞(8月)や読売新聞(12月)に掲載
 平成18年3月


              土佐山菖蒲の高知市有林での初間伐
       
 平成18年5月 高知市長と「市民の森づくり」に関する懇談会の開催
       7月 梅ノ木地区にてグリーンツーリズム事業の開始
       11月 ボランティア祭りの開催
            総勢100名を超える一般市民やボランティアが参加 
 平成19 年1月 地域通貨券の対象林(土佐山高川)の間伐
             ログハウス用資材の搬出
     
 平成19年4月 平成19年度の第1回定例会開催
           テレビ高知「頑張れ高知エコ応援団」の取材有り
       6月 第5回定例会
           NHK高知「土佐を元気に」キャンペーンの取材有り
       6月 牧野植物園の公園整備活動
       7月 牧野植物園の公園整備活動
       9月 第11回定例会(岡崎高知市長の間伐)
           テレビ高知「頑張れ高知エコ応援団」の取材有り
       10月 TOTO(株)水環境基金の助成決定
           3年間(19~21年)で660万円の助成が決定
      11月 TOTO(株)木瀬社長が来高
          橋本知事と岡崎市長を表敬訪問及び梅ノ木地区にて記念植樹


        TOTO(株)木瀬社長と社員の皆さん(梅ノ木民有林での記念植樹)

      11月 ボランティア祭りの開催
           総勢150名の余りの一般市民やボランティアが参加
 平成20年1月 筆山公園の公園整備活動
       3月 第24・25回定例会
           土佐山運動公園の遊歩道整備
           ロゴ・ソール(簡易移動製材機)による製材と木工作業

 平成20年4月 「TOTOどんぐりの森」記念植樹祭
           テレビ高知「頑張れ高知エコ応援団」の取材有り
       5月 四国銀行130周年記念植樹の応援
   6 ~ 10月 土佐山グランド公園整備活動・ボランティア祭りの準備活動
       11月 ボランティア祭りの開催
           総勢120名余りの一般市民やボランティアが参加
       12月 鏡地区民有林の間伐
 平成21年1月 四国銀行協働の森(応援間伐の実施)
           ソーレ祭りで木工教室開催
           高知市の筆山公園整備作業の応援


               四国銀行「絆の森」での間伐作業

       2月 四国銀行協働の森(応援間伐の実施)
           TOTO(株)本社の表敬訪問
       3月 四国銀行協働の森(応援間伐の実施)
           「もくもくランド」で木工教室開催
           さんさんテレビ(特集)・NHK高知・テレビ高知の取材有り


2.事業総括
☆環境保全活動
 平成20年度は、定例会(25回)その他の活動(15回)土佐の森の応援活動(33回)など合計73回の活動を実施。
 これらの活動に延1503名が参加、10ha余りの手入れの遅れた人口林を間伐し、高知市民の水瓶である鏡川の水源の森林整備(約5ha)を行うとともに、植樹や遊歩道の整備などにより、市民の憩いの場としての公園の環境整備にも貢献してきた。


                  救援隊自慢の女性隊員一同

☆林業の再生
 林業の再生は木材の利用が基本であり、間伐後の木材を林地内にそのまま放置させることなく可能な限り搬出・搬送のうえ、徹底的にその利用の促進を図ってきた。
 先人の汗の結晶であり、貴重な木材資源でもある間伐材を有効に活用させるため、市場への流通を図るとともに、木工教室(12回)や森林ボランティア祭り(1回)、ソーレ祭りや「もくもくランド」にて木材の素晴らしさをアピールする中で、森林保全の重要性の喚起や間伐材の利用促進に努めるなど、林業再生の道を模索。
 また、佐川町に設置されているNEDOの木質バイオマス実験用プラント工場には、端材などの用材としては使えない間伐材の全てを搬送・搬入するなど、新たな熱エネルギー資源としてその活用法についても検証に努めてきた。 


                 間伐材は木工用材やログ材としても利用

☆中山間地域の振興
 鏡(梅ノ木)地区において、森林ボランティア活動と旧村時代から定着している地元の地域興し活動との融合を目指し、毎月1回の宿泊型のボランティア活動(毎回20人前後が参加)や恒例となったボランティア祭り(120名余りが参加)を開催するなど、地元住民との交流を基として、間伐材の利用促進や新しいグリーンツーリズムのあり方を検討してきた。
 平成20年度には、延545人(土佐山地区を合わせると732人)の仲間が梅ノ木地区に集い、森林整備などの環境保全活動は勿論、山菜祭りや神祭などの地域興し活動にも積極的に関与することにより、中山間地域の活性化にも少なからず寄与。
 こうした救援隊の活動は、同地区内の新たな山主から間伐地の提供についての相談も出てくるなど、地域住民にも認知されつつあり、地域への着実な浸透を遂げてきている。


                梅ノ木地区の地元住民との楽しい交流会

☆行政や企業との連携
 救援隊では、高知市所有(教育委員会)の土佐山運動公園裏山の整備や筆山公園の展望確保のための広葉樹の徐伐作業などに、ボランティアとして協力するとともに、鏡川清流保全事業の一環である鏡川流域ネットワークに、TOTO㈱や四国銀行㈱とともに加わるなど、高知市が進める環境整備事業にも積極的に関与。
 一方、行政からはボランティア活動のフィールドとしての公有林の提供を受け、企業からは活動資金の助成やボランティア活動への協力を受けるなど、三者の協働が図られてきた。
 平成18 ~20年度には、行政と企業が連携して30数件の「協働の森づくり事業」が県内各地で展開されており、救援隊でも衛生機器のトップメーカーであるTOTO㈱の水環境基金の助成(3年間で660万円)を受け、「市民の森づくり事業」が展開されてきたところである。
 このように、行政と企業そしてボランティアや地域住民との「協働の森づくり」が新しい段階に進もうとしてきているが、真の三者による「協働の森づくり」が形成されているとは、残念ながらまだまだ言えない状況である。
 行政や企業は、森づくり事業に対して認可や資金的支援に留まるのでなく、「どんぐりの森づくり」などを通じて社員とともにCSR活動を進めているTOTO㈱や、企業内のボランティアグループとともに環境整備活動を目指している四国銀行㈱などのように、森づくりを自らの問題として捉え、自らもボランティア活動などにも関与しようとする積極的な姿勢が、今、求められているのではないだろうか。
 真の「協働の森づくり」を実現させるためには、ボランティアや地域住民による地道な活動に加え、行政や企業の真摯に取り組む姿勢も必要不可欠なことであり、こうした三者の協働の輪が大きく進展していくことを期待するものである。


                TOTO(株)どんぐりの森記念植樹祭

☆ボランティアのネットワーク
 県内のボランティアネットワークに加盟、同ネットワーク事務局(山林協会)主催の事業に積極的に参加するなど、ボランティア団体間の連携に寄与。
 また、土佐の森救援隊や四万十樵塾などの他団体との協働活動や交流にも努めるとともに、企業ボランティア団体である四国銀行森林サークルとの「絆の森」での協働間伐や新規発足を目指しているボランティア団体等の研修の受け入れも行うなど、他団体との連携・協力にも努めてきた。


                四国銀行との協働間伐(絆の森にて)

☆広報・宣伝活動
 救援隊の活動状況については、テレビ高知の「頑張れ高知エコ応援団」や、さんさんテレビ(特集)やNHK高知などでも再三放映されるとともに、県の広報誌である「樹海」への掲載やインターネットの「デジ森」へのリンク、また、高知新聞を始めとした新聞各社や「高知市議会だより」などにも掲載。
 全国ネットにおいても、林野庁の機関紙「林野」や国土緑化推進機構のホームページ、またTOTO(株)の機関紙においても、2007年度の水環境基金の森林保全ボランティア活動の優れた取り組みとして紹介された。
 また、独自にインターネットのブログにて救援隊の活動状況の詳細(年間70回位)を掲載しているところであるが、最近ではこの情報を基に新しい仲間が急激に増加してきている。
 特に、若年層の関心が高く高知大や高知工科大の学生の入隊が目立ち、学生隊員が20名近くに達しており、これらの学生を対象とした学生ボランティア組織を立ち上げることも検討されている。
 平成21年3月末現在の隊員数は、210名を越えている。


             年明け早々の筆山公園の整備作業に参加した隊員

平成21年度 こうち森林救援隊活動方針
 
 ①森林整備活動
  手入れが遅れ荒廃した人工林の間伐を促進し、将来的には針・広混交林化を目指す。

 ②間伐材の利用促進活動
  間伐された材は林内に放置せず、可能な限り搬出する。
  木工教室やボランティア祭りなどで間伐材の利用方法をPRし、その利用を促進する。

 ③中山間地域の活性化(グリーンツーリズム事業)
  宿泊型のボランティア活動を行うなど、地域住民との交流・連携を大切にし、地域の活性化に寄与する。
  秋にはボランティア祭りを開催する。
  
 ④ログハウスへの挑戦
  誰でも気軽に参加できるログハウスづくりにチャレンジする。
  ボランティアや地域住民などの交流の場づくりの拠点として位置付ける。

 ⑤環境整備事業への協力
  行政との連携・協力を大切にし、環境整備事業にも積極的に参画する。

 ⑥協働の森づくり事業
  行政と企業、そしてボランティアがそれぞれの役割を果たしての「協働の森づくり」事業の実現を目指す。

 ⑦ボランティアネットワークとの連携
  ボランティアネットワーク事業への協力。
  他のボランティア団体との連携・協力を目指す。

 ⑧広報・宣伝
  県・市の広報誌やテレビ・新聞等のマスコミによる情報発信やインターネットによる情報発信に努める。

 平成21年度も、市民の森づくりを目指して盛り沢山の事業を実施していく計画です。
 皆さんの温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                                       こうち森林救援隊 中川睦雄
 

by kochisk | 2009-04-07 18:21 | こうち市民の森・プロジェクト | Trackback | Comments(0) 

平成19年度活動報告

こうち森林救援隊(平成19年度活動報告)

<救援隊の設立の目的と経緯>

 平成17年1月、県都の高知市を流れる鏡川の源流域である(旧)鏡・土佐山村が高知市に合併され、市民の水瓶で命の源でもある清流「鏡川」の源流から河口までが、単一の行政区域に治まるという全国的にも極めて珍しい新高知市が誕生しました。
 この合併により、高知市の森林面性は約3倍に増え、「鏡川」の清流を守っていくための森林の整備や、源流域から河口までの一貫した環境整備などが高知市民にとっての緊急の課題として浮上してきましたが、こうち森林救援隊はこうした課題にボランティアの立場から協力できないものかとの想いから、高知市の職員が中心となって立ち上げられたものです。
 救援隊の目的は、高知市近郊の人工林を間伐等にて適正に整備し、森林環境の保全や緑のダムとしての水源涵養能力の向上を図るとともに、中山間地域と都市部住民との交流を基とした市民・県民の憩いの場としての「市民の森づくり」を目指すことにより、林業の再生や中山間地域の振興にも寄与することとしています。
 発足当初は15名程度の隊員が、平成20年3月現在では180名に増え、市の職員(約60名)は勿論、国・県の公務員や一般市民・県民に加えて、現役の大学生(15名)や女性隊員(20名)を含む多種・多様な分野から老若男女が集い、目的の達成のための活動を続けています。



<活動状況>

 平成17年度には、27回の活動に述293名が参加し、高知市の市有林や民有林等の約15haを間伐、約10㎥の林地残材を搬出することにより、森林環境の保全と間伐材の利用促進を図ってきました。



 平成18年度には、76回の活動に延984名が参加し、約15haを間伐、約30㎥の林地残材を搬出するとともに、間伐材を利用した木工教室(4回実施)や活動の拠点となっている鏡梅ノ木地区においてボランティア祭り(100名以上が参加)を開催するなど、森林環境の保全のために寄与するとともに、間伐材の利用を促進することにより林業の再生や中山間地域の振興についても広く喚起することに努めています。

 







 平成19年度においても、79回の活動に延1174名が参加、約11haの植林を間伐整備し、約30㎥の間伐材を搬出のうえ、その利活用の方法についても検証してきました。
 救援隊のこうした活動は5月にはテレビ高知の「頑張れ高知エコ応援団」、6月にはNHK高知の「土佐を元気にするキャンペーン」、また9月の岡﨑市長(救援隊の隊員)が間伐に参加した定例会活動が、再び「頑張れ高知エコ応援団」で放映された他、高知・読売・朝日などの新聞各社にも活動状況が再三掲載されるなど、マスコミ各社にも好意的に取り上げられ、「市民の森づくり」に向けた取り組みは益々拡がりをみせているところであります。



 平成18年7月から始められている鏡梅ノ木地区での土日を利用した宿泊型の活動(グリーンツーリズム)には、毎回10~20名前後の宿泊者があり、2日間で延40名前後がボランティア活動に参加しています。
 この活動において、救援隊としては地元の民有林等の間伐を実施することにより地域の環境整備に貢献、一方地元からは宿泊のお世話やボランティア祭りでの裏方としての協力を頂くなど、地域住民との交流を基とした友好な協力関係が築き上げられてきています。
 平成19年6月からは、梅ノ木公民館のグランド内で間伐材を利用したログハウス造りにもチャレンジするなど、間伐材の利用促進のPRとともに地域住民と都市部住民の交流のシンボルとして位置づけ、現在ログハウスを組み上げているところであります。

 
 また、11月には前年度同様にボランティア祭りを開催したところ、中山間地区の典型とも言える梅ノ木地区に150名余りの仲間が集い、木や森との触れ合いを通じて水や環境の問題に認識を深めるとともに、林業の再生や中山間地域の振興についても、広く関心を高めてもらうことに繋がってきています。


 更に、昨年の10月には、衛生機器のトップメーカーであるTOTO(株)が実施している水環境基金の助成が決定、向う3年間で660万円の活動資金の支援を受けられることとなり、チェーンソーやヘルメット等の装備の拡充に加えてロゴ・ソール(移動簡易製材機)の購入も可能となり、間伐の推進ばかりでなく間伐材の利活用においても、大きな足掛かりが得られることとなりました。
 TOTO(株)との協働関係においては、3年間に期間を限定するのではなく企業とボランティア、そして地域住民や行政ともしっかりとスクラムを組んだ、真の「協働の森づくり」事業の模範として全国に向けて発信できるよう、将来に渡って友好な関係を構築されることを目指しているところであります。



<今後の展望>

 現在進めている「市民の森づくりプロジェクト」を高知の山づくりや地域づくりの模範となるような素晴らしい内容に構築させ、そして、この取り組みを全国に向けて発信させていくことが、救援隊に課せられた大きな役割りと受け止めています。
 そのため、我々ボランティア団体はこれまでと同様に地域との連携や協力関係を維持しながら地道な活動を継続させていくつもりでありますが、ボランティアや地域住民の努力だけでは目的を達成させることは不可能であり、企業や行政のそれぞれの立場から様々な支援と協力を得、相互に補完しながらその責任を果たしていくことがこのプロジェクトの成功の鍵を握っているものと言えます。
 現在、企業は企業としての社会的責任を果たす立場から、財政的な支援を講じているところで、高知県内においても企業と行政がタイアップした様々な「協働の森づくり事業」が進められていますが、北九州市の衛生機器メーカーのTOTO(株)でも、環境保全活動に対する活動を水環境基金で支援しています。
 現在、救援隊が進めている「市民の森づくり」事業も、平成19年10月からはTOTO(株)の支援を受けて新しい大きな一歩を踏み出しているところであります。


 こうした企業の支援に加え、高知市や高知県などの行政サイドの支援や協力がいただけることとなれば、三者による真の「協働の森づくり事業」が、この高知市の鏡川の源流域で展開されることとなり、このことが現実となれば、救援隊の設立目的である森林環境の保全や地域振興、そして林業の再生の道に繋がることになっていくものと、大いに期待しているところであります。
 今後とも、ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします。
 ご意見・ご感想をお寄せいただければ幸いです。
 
 こうち森林救援隊副隊長  中川睦雄

by kochisk | 2008-05-08 01:17 | こうち市民の森・プロジェクト | Trackback | Comments(0) 

こうち市民の森・プロジェクト

 高知市で、「こうち市民の森・プロジェクト」が着々と進展しています!

 この森づくりプロジェクトは、環境に優しく、且つ、資源的にも優れた森づくりを行い、さらにその森を森林ツーリズムの場としてに活用するほか、資源としての森を「社会インフラ」として見直し、復活させよう、という構想で、行政、民間企業、NPOなど市民団体の3者による『協働』により具体的な活動をすすめていこう、というものです。

 「こうち市民の森・プロジェクト」は、高知市役所の職員及び高知市民が主体となって結成されている森林ボランティア団体「こうち森林救援隊」(高知県登録第17号)が行っている間伐を始めとする森林保全ボランティア実践活動を通して、健全で、植生豊な森づくり実現し、また、資源としての森林・木材を徹底的に利活用することにより地球環境の改善のみならず、都市部と山村の交流を図り、地域経済の活性化に少なからず貢献することを目的としたプロジェクトです。

 平成18年5月1日に、岡崎誠也高知市長と「こうち森林救援隊」との「こうち市民の森・プロジェクト」懇談会が開催されました。市役所からは、担当部長をはじめ市の幹部、市議会からは元鏡村長、元土佐山村長のふたりの市議が参加、こうち森林救援隊は所属する市役所職員等関係者及び森林ボランティア団体の会員など20名ほどが参加しました。

 マスコミ等の取材もあり、さながら岡崎市長らをパネリストとする「こうち市民の森・プロジェクト」シンポジウムのような様相になり、活発な意見の交換が行われました。

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「こうち市民の森・プロジェクト」懇談会(18.5.1)

◆はじめに・・・宮川こうち森林救援隊隊長(高知市役所OB)

 高知市有林をはじめ、森林が荒廃している。かって高知市役所を建設したときは市有林を売って、財源を確保した。今、森林に手を入れなければ、水保全などの公益的機能が失われるだけでなく、市民の貴重な財産をも失うことになる。

 この現状に、高知市役所の職員を中心とした一般市民森林保全ボランティアを立ち上げた。市役所、市議会の行政としてのご協力をお願いしたい。

【写真】岡崎市長とこうち森林救援隊隊宮川隊長

設立目的、経緯の説明及び活動実績の報告・・・中川こうち森林救援隊副隊長(高知市役所)
 
◆森林保全ボランティア活動について・・・田鍋こうち森林救援隊副隊長(高知市役所)

 この活動に参加して、山の状況が理解できた。参加すれば参加するほど、我々の手で何とかしなければ・・・と言う思いが募ってくる。森林保全ボランティア活動は、資金も資機材も、何もないところから始めている。

 森林環境税でチェンソー3台、ヘルメット20個はいただいたが、70名あまりの会員が活動するには、とうてい不足する。NPOから、何台ものチェンソーをはじめ、ヘルメットなど安全器具類を借用し、また、保険代、燃料代、軍手・地下足袋などの最低必要経費の支援を受けて活動を続けている。森林環境税のような画一的、単発的な支援でなく、融通のきく、通年的な支援があれば・・・と考えている。

◆森林ツーリズムなどについて・・・中嶋NPO土佐の森・救援隊事務局長(民間会社)

 行政は、遊び心は持っているが、決して遊びではない「本当の森林整備」が実行できる森林ボランティア団体を戦略的に利活用して欲しい。

 そのひとつは、地域づくり・地域おこしの起爆剤にしていただきたいこと。一般市民が間伐ボランティアに参加すること自体が、グリーンツーリズム。グリーンツーリズムは農業の面では、各地で盛んに行われているが、林業版のグリーンツーリズム、橋本知事の言う森林ツーリズムが必要だ。

 ふたつめは、林業の復活、森林の再生には、これまでのような大量生産、大量消費を前提とした大規模所有者より、自分の山が何処にあるかも分からないような小規模森林所有者に山仕事の面白さを実体験させることが必要。嶺北地方では、そのような方が、見事な山づくりを実践している。森林ボランティア活動から森づくりの面白さを再認識する方が多い。この辺りを、行政的に利用して欲しいと考える。

◆森林ボランティアについて・・・橋詰NPO土佐の森・救援隊代表(高知県庁OB)

 こうち森林救援隊は、高知市役所の職員が、公務ではなく、ボランティアとして立ち上げ、土日の休日に、手弁当で活動を続けているところに意義がある。公務員は土日にボランティア活動をする場合、公務としてか、ボランティアとしてか、という議論をすぐするが、自身も公務員の前に、「一般市民」である、と言うことを考えれば、そのような議論はナンセンスである。

 森林ボランティアは安全第一で、できることをできるだけ、できる範囲で、あくまでも個人の立場で行っているが、個人の装備品ということで、森林環境税などの支援対象からはずれている身の安全を守る防災服などへの支援が、一番必要とされる。どのような形であれ、必要な所へのきめ細やかな支援を望むところである。

 その点からも、高知市と森林ボランティア団体が締結している「森林整備協定」は全国的に見ても例がなく特筆すべきものであり、このような協定がどしどし締結されることを希望する。また、他の市町村に波及することを期待する。

◆木材資源の活用について・・・門田元土佐山村長(高知市会議員)

 ボランティア活動で木材資源を活用することを考えたら・・・。たとえば、日曜市に丸太の椅子などをどんどん出したら如何?倉庫については、土佐山地区にも鏡地区にも民家等をあたれば、いくらでもあるので、利用できるのでは。お世話はする。
【写真】右から中川・田鍋・中嶋・橋詰・門田の発言者

◆特区などの考慮を・・・川村元鏡村長(高知市会議員)

 鏡、土佐山の住民は、昔から日曜市など高知市街地に出て行き、「土佐の文化」を作ってきた。「市民の森構想」では、逆に市街地の人が、山に入ってきて「土佐の森林文化」を作っていただきたい。

 森林・山村地域でボランティア活動をするには、たとえば人員の輸送問題をとってみても、四輪駆動の軽四の荷台でボランティアを運ぶことができるような「ボランティア特区」が必要だ。行政が配慮すべきことと考える。

◆行政・民間企業・NPO等との協働関係について・・・武市こうち森林救援隊幹事長(高知市役所)

 それぞれが、何ができ、何をするべきかを考えて欲しい。財政的支援はともかく、まず、市有林を森林ボランティア活動の場、フィールドとして、それから、資機材を保管する倉庫などを提供して欲しい。

◆市長さんもボランティア活動への参加を・・・中川NPO土佐の森・救援隊副理事長(主婦)

 ボランティア活動には男女の別なく、職業も様々、年齢も色々な方が参加している。市長さんも、ぜひ森林ボランティア活動に参加して欲しい。こうち森林救援隊名誉会長は如何?

【写真】岡崎市長と市役所幹部

◆私も、小規模森林所有者・・・岡崎誠也高知市長

 鏡村、土佐山村と合併し、鏡川流域の森林地帯がすべて高知市となった。高知市民の水瓶であるこの森林地帯は30万市民の生命線であり、この広大な緑の森林を守ることが高知市政の大きな課題。森林マップもできているので、「市民の森構想」を、森林ボランティア団体とも協働して、すすめて行きたいと考えている。

 高知市の森林地帯は、奥山が人工林で、手前が広葉樹林、里山となっている。ここ10年間で、どちらの山も整備してゆくつもりだ。18年度は、間伐等関係事業で7千万の予算を計上した。傾斜が急な所などは森林組合のプロに任せて、平坦な作業がしやすいところをボランティアの皆さんにしていただいたらと考えている。

 がに越え地区のグリーンツーリズム活動は承知している。地元から、ピザを食べに来ませんか、と言われているので食べに行きたいと思っている。多くの人が、都市部と山村部で交流することは良いことだ。

 財政的な支援、資機材倉庫などについては、地元の議員さんとも協議して、なやしをもって対応してゆきたい、と考えている。

 郷里には小さいながら山林があるので、これからは手を入れていきたいと思う。間伐ボランティアには参加したいので、名誉会長ではなくて、ただの会員で結構ですので、こうち森林救援隊に加えていただきたい。(ここで大きな、拍手!)

◆総括(中川睦雄こうち森林救援隊副隊長/事務局長)

 行政とボランティア団体、そして民間企業との『協働』を目指しての「こうち市民の森・プロジェクト」懇談会を企画したところ、岡崎市長始め高知市の執行部が多忙なスケジュールを調整のうえ、懇談会に出席していただいたことに、心から感謝致します。

 岡崎市長の「森に対する熱い想い」は、かねてより、マスコミ等で見聞きさせていただいていましたが、今回の懇談会での、誠意あるお言葉と深いご理解あるご意見に、我々「こうち森林救援隊」のメンバーは、大いなる勇気と希望をいただくことができました。

 これからの社会生活、社会活動のためには避けて通れない「行政とボランティアの協働」関係のための礎となり、また、合併後の高知市の大きな課題である森林保全のためにも、大きな一歩が踏み出せたものと確信しています。今後は、さらに民間企業との連携を図っていくことも課題と言えます。

 岡崎市長の「一隊員としてこうち森林救援隊に加えていただきたい」とのお言葉は大変有難く嬉しいことで、新しい森林ボランティア仲間として、快く迎え入れたいと思います。

 山は新緑の季節を迎え、自然の中に身を置くには最高の季節となっています。是非一緒に心地よい汗を流しましょう。本日は本当に有難うございました。

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【こうして、岡崎高知市長が、こうち森林救援隊の第75番目の隊員となり、森林ボランティア活動への参加宣言で、懇談会は終了しました。こうち森林救援隊では、高知市民はもとより、県内外を問わず、森林ボランティア活動に参加していただける人を募集しています。申し込み・問い合わせは、こうち森林救援隊事務局(中川:090-2895-9083)まで。】

こうち森林救援隊(ブログ:土佐の森・救援隊)
 
<参考>

未来の森づくりプロジェクト(四万十通信)

森林ツーリズム(橋本高知県知事)

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「こうち市民の森・プロジェクト」実践活動(毎月第2週の土・日曜日)

 平成18年5月1日に、岡崎誠也高知市長と「こうち森林救援隊」との「こうち市民の森・プロジェクト」懇談会が開催され、その中で話し合われた構想の実践活動が行われています。

 高知市鏡(旧鏡村)梅ノ木のガニ越地区で、環境に優しく、且つ、資源的にも優れた『森』を、市民の手で造ろう!、そして、その『森』を森林ツーリズムのフィールドと位置付け、都市と農山村との交流の掛け橋しよう!、という実践活動です!

「市民の森」整備構想(高知市)

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■こうち市民の森で、間伐をしてピザを食べよう!
 
 ・開催日 : 毎月第2週目の土・日に「定例会」として実施。
 ・場 所 : 高知市鏡梅ノ木&土佐山の市有林
<内容>

 ・間伐研修(鋸谷式間伐の実践、、植樹、間伐材・林地残材の収集・搬出)
 ・木工教室(イス・テーブルなどの製作、ログハウスの建築)
 ・交流会 (地元の田舎料理、ピザ料理)

<参加申込み・問い合わせ>

 *高知市中央窓口センター 088-822-8111(中川)

◆主催:こうち森林救援隊  

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[勝手にトラックバック]    <HP:「中国四国農政局」より> 

■交流活動の周年化をめざし山里にピザ窯を整備



 高知市鏡梅ノ木のガニ越地区の農家7戸で組織(平成11年結成)する「ガニ越農用地利用組合」は、交流活動の周年化、交流の拡大を目指して、平成16年から組合員の手づくりによる石釜を使い、地元食材を使用したピザづくりを行っている。

 同組合では、作るなら本格的なものを作りたいと、当時ピザを食べたこともなかった代表らは鏡村役場(当時)の担当者とともに、高知市廿代町のイタリア料理店「Mamma Italia」へ出向いた。同店の店主山本昇氏も、メンバーのやる気を感じ「どうせやるならピザ窯から手づくりでやろう」と、ピザ窯造りの手伝いを申し出た。

by kochisk | 2008-02-23 05:33 | こうち市民の森・プロジェクト | Trackback | Comments(0)