オンちゃん部隊2月ダイジェスト版・パートⅡ(第1158号)
2017年 02月 26日
オンちゃん部隊の2月ダイジェスト版・パートⅡ
2月15日(水) 土佐山桑尾・大杉伐採編
前日となる2月14日(火)の活動で、土佐山夢パーク西隣りの竹林整備は竹材センターへの竹材出荷だけでは事業費捻出の目途が立たなくなった関係で、一旦中断としたオンちゃん部隊でしたが、この日からは、土佐山桑尾の民家に隣接する6本の大杉(株元直径60cm、樹高25m余り)の伐採作業です。
今回のご依頼主は、オンちゃん部隊の一員としてご活躍中の和田一成さんのご身内の方からでした。
和田さんは、住宅近隣のこのスギ林の他にも桑尾地区の周辺に27haもの山林を保有されているそうで、救援隊の次のフィールドの確保にも繋がる可能性も膨らむ作業ともなりました。
伐採すべき大杉のシュツエーションですが、西側には民家があって、北側は石垣、南側には果樹園とテレビ線も通っていますので、倒せる方向は手前東側の一方向のみ。
しかも、木々の間を抜くように倒す必要がありますので、正に一点方向と云う誠に厳しいものとなりました。
先ずは、伐採方向である東側の灌木類や孟宗竹、スギの木などを除伐して、倒せるスペースを確保します。
そして、チルホールや林内作業車によるテンションを駆使してのハラハラ伐採の始まりです。
比較的径の細い(それでも、裕に株元直径は50cmを超えていました)手前の杉から伐採を済ませて、いよいよ60cm超えの大杉の伐採です。
先ずは、5m程の高さへのチルホールと林内作業車のテンションを掛けるためのワイヤーのセットから。
そして、受け口を切った後に方向性を確実なものとするためや材の裂けを防ぐための芯抜きを行った上で、追い切り。
最後に、チルホールや作業車による引く力で狙いの方向へと引き倒していきます。
この大杉は、ほぼ寸分の狂いもなく狙いどおりの方向に倒れてくれました。
切り株での検証でも、伐採方向を決めるポイントとなる両サイドのツルがしっかりと残っていて、まずまずの伐採だったことが確認されました。
午前中の伐採作業で、3本(6本中)の杉の伐採完了。
後の作業は、午後からの居残り組に依頼して、事務局長は25日(土)に開催予定の24時間テレビ義援金事業の最終打合せに出発いたしました。
2月16日(木) 土佐山桑尾・大杉搬出&伐採編
この日は、前日の作業で林内に切り倒していた伐採杉の搬出と、1本だけ残されていた大杉の伐採作業でした。
先ずは、林内作業車で道路まで引き出してきますが・・・。
しかし、直径60cm超えの生の杉材の搬出となると、そうそう簡単には行きませんよね。
搬出作業と並行して、原木市場への搬送用としての3m材としての栽材も行いますので、手間のかかる作業となりました。
林地内に残っていた材の搬出を終えた後は、いよいよこの日のメイン作業と云える最後の大杉の伐採です。
この木は南側に大きく傾いていてその方向にのみ枝葉を付けていますので、逆方向へと倒すことは至難の業と云えます。
チルホールや林内作業車もフル活用しての作業でしたが、僅かに伐採方向が道路側に傾いてしまい、その作業車に倒れ掛かいかねない非常事態となってしまいました。
幸い、よもやをも考慮して残しておいた孟宗竹や灌木類が支えとなって助かりましたが、あわやの冷や汗作業と・・・(>_<)
この大杉の処理に3時間余りを要すこととなってしまい、昼食は何と午後1時40分。
慌ただしい昼食の後に、最後の後片付けを済ませて帰宅の途についたのは午後3時半を過ぎておりましたが・・・、何とか無事に完了させることができて何よりと安堵感に浸ることとなった事務局長でございました~!(^O^)
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