ボランティア祭りの感想パートⅡ(第279号)
2010年 11月 14日
土佐流交流会で社会勉強も・・・!?
ボランティア祭り参加者からの感想コーナーの第2弾は、愛媛大学農学部(森林資源学コース)4回生の齋藤明光(あかね)さんです。
彼女は、将来は森林や林業に関係する仕事に就きたいとの想いを持っておられ、今回の参加は高知の友人を頼っての武者修行となりました。
豪快な間伐体験を望まれての参加のようでしたが、残念ながら今回は台風の余波による強風の影響から間伐は中止となってしまいましたので、その目的は果たせませんでしたが、木工や植樹に奮闘され、そして老若男女入り乱れての土佐流の交流会では貴重な社会勉強も積まれたようです。
それでは、ボランティア活動の神髄にも触れられた彼女の率直な感想をお届けいたしますので、お楽しみください。
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森も人も元気になるボランティア活動に感動~!
将来、森林や林業に携わりたいが、どういう手段があるのか分からず悩んでいると先輩に相談したところ、「高知の知り合いで林業をやっている者を知っているから紹介しよう」と言って連れてきてもらったのが、「第5回こうち森林ボランティア祭り」でした。
緊張の自己紹介ですが、果たしてしっかりアピールできたのでしょうか・・・?
初めて訪れた場所で、周りも初対面の方ばかり、どんなことをするのだろうか・・・?と不安でいっぱいでしたが、せっかく高知に来たのだから何かを学んで帰りたいなぁ~との想いで、ドキドキしながらの参加となりました。
今回の活動内容は、お箸作りと記念植樹、そして木工製品の販売など・・・。
私は、竹で何回かお箸を作ったことがあったので、間伐材でのお箸づくりも上手く出来て、ルンルン^^♪。
焼きペンで名前も書き加え、愛着がわいてお気に入りのお箸となりました。
植樹はシラカシ(コナラかな・・・?)を植えましたが、何年後かに針広混交林になった姿を思い浮かべ、「立派に育ってほしいなぁ~!」との願いを込めてきました。
アルコールも入ってすっかり緊張も取れたのか、大人の世界での社会勉強もできました。
夜の懇親会ではたくさんの方々とお話しすることができました。
こんな活動をする人たちはきっと林業を専門にしている方々だろうと話したところ、市役所の方だったり、自営業されていたり、中には大工さんもおられましたが、ほとんどの方が森林に関係ない職に就いている人ばかりでした。
しかし、森林の現状や木材の流通に関すること、里山の暮らしや農産品に関することなど、中山間地区の将来のことについて熱心に考えておられ、貴重なお話を聞くことができました。
初めてのチェーンソーで、丸太切りにもチャレンジしてみました。
更に、驚いたことにこの活動はNPO法人などではない単なる任意団体、つまりサークルやクラブ活動のようなもので運営されており、そして毎月、毎週のように行われているとのこと。
仕事をしながらボランティア活動も両立されるということは、それぞれに森林に対する熱い想いがあるから続くものなのだろうなと思いました。
そして、こうち森林救援隊だからこそ気軽に参加できて、しかも、実践的な森林ボランティア活動が出来ているのだろうなと実感できました。
学生生活の中では体験できないような共有感も味わうことができました。
今回参加してみて、新しい森林との携わり方に気付かされるとともに、このような活動が様々な地域で行われるようになると、森も人も元気になるのだろうなとの思いを募らせる貴重な体験となりました。
本当にありがとうございました。 また、次回も是非参加したいです。
齋藤 明光
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あかねちゃんの感想、如何でしたでしょうか・・・?
我々の活動や想いが、若い年代に引き継がれていくことは大変うれしいことですよね。
あかねちゃん! 次回の間伐への参加も期待しておりますよ~!
事務局 中川睦雄